TOEIC900点を達成したオレの宅録゛

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プログレ的なモノを中心に大Zappaな宅録の記録

コーリング・ミー / Calling Me

曲名  Calling Me
作者  こぢゃ
録音時期  1992年
録音機材  TASCAM Portastudio 488
使用楽器  Gt:Valley Arts ストラト
Ba:FERNANDES FRB-75
Dr:YAMAHA RX15
Kb:CASIO CZ-1 , KORG POLY800II

詳細・所感

フォーキーでポップな感じの曲。ボクのオリジナルとしては、かなり異色。
(カヴァーなら、そう言う曲調のも結構やってますけどどね)

この曲は、ぎみろじ こと Gimmick of Logic でも演奏されている。その意味では、プログレの小匣Part4 同様、ボクの曲の中では最も人の耳に触れている、と言えると思う。
小匣#4 と違うのは、バンド在籍時ではなく、抜けた後に演奏されるようになったことだ。まことにありがたいことでございます。

この曲は、それなりに思い入れがあるので、説明と所感が長くなっておりますw

曲の成り立ち

まず、曲の成り立ちから説明すると、骨子は高校生の頃に作ったもの。

その頃の自分は、プログレも聴いてはいたけど、今ほどではなく、どちらかと言えば、ハードロックやブルースロックを中心に聴いたり弾いたりしていた。

その一方で、パンクやポスト・パンクも聴いており、そこを経由して、そろそろスロッビング・グリッスル辺りに手を出すかどうか、と云った頃でもあった。

でも、自分で曲を作るなら、ポップなものが作りたかった。

しかし、いざ作るとなると、まだ「ダイアトニック・コードオンリー転調無し」みたいなものしか作る知識がなく、当時のバージョンは、これより、さらにフォークっぽくて、歌詞はこれよりさらに甘ったるかった。

その後、幾星霜を経て、男30、宅録盛りw

そんな頃に、頭の中にだけ残っていた曲と歌詞を大幅に書き換え、ところどころプログレなフレイバーを振りかけた感じにしたのが、このバージョン。

コンテスト応募曲

実は、この曲はリットー・ミュージック主催のAXIAミュージックオーディション(後のAXIAアーティストオーディション)への応募曲でもある。

結果は、第一次審査対象に残り、キーボード・マガジンやサウンド&レコーディングに名前が載るも、次のステージには進めず、そこで終わり。

これがボクの音楽的な賞歴の最高位だw

朝日美穂さんが、その時の優秀賞だった記憶もあるので、そうなると、応募は 1995年だったことになる。ってことは、ミュージックオーディションではなく、アーティストオーディションになってから?いやー、名前がアーティストオーディションだったら応募しないよなー、オレ。

何しろ数10年前の話で記憶が曖昧。その内、国会図書館で調べてみよう。
(実家のどこかに掲載誌があるかもしれないけどね)

いずれにせよ、とにかく普段読んでいる誌面に自分の名前が載ったので「ををっ!」っとなった。

むしろ、こんなアマチュアリズム全開な仕上がりで、よくそこまで行けたと思う。

ちょうど端境期だったのかもしれない。あと数年後なら、プロダクトとして、もっとプロ的なコナレ感がないと誌面に名前掲載までも行けなかっただろう。

演奏とアレンジについて

イントロの add9(別名プログレコードw)で D⇒C を行き来する部分。ここをドミナントサブドミナントと解釈して、本来のトニックである G から唄い出し。こんなことは、高校生の頃は考えつかなかったねw

「同じ~空を~♪」のところのコードも、高校の頃は普通にダイアトニックコードを使っていて、

Am7⇒C⇒E♭⇒F⇒G

みたいな感じだった。キーが G で、E♭、F を使うのは、当時の自分としてはかなり革新的だったけど、根底にビートルズの影響があったと思う。

で、その部分は、数10年の時を経てこうなった。

B♭maj7⇒Fmaj7⇒Cmaj7⇒E♭maj7⇒G

E♭の登場タイミングがずれたことで、ここは元のバージョンから結構メロディも変わっている。

間奏でジミヘンの「紫のけむり」を使うアイデアは、高校生の頃に考えたもの。若いわねぇw
応募曲では、この部分はオミットした記憶有り。一応ね。今にして思えば、入れた方がキャッチーだったかな。

キーボードは、ほぼ手弾き。ギターソロ前のアルペジオだけ、POLY800II のステップシーケンサー。そのアルペジオのあとは壮麗なプログレ風ギターソロ。

ヴォーカルについては、この時、初めて「ダブリング」を試した。ボクのように声質の弱いタイプの場合、厚みが出るし、70年代っぽい手触りも得られる。でも、やったのはこの時だけ。

因みに、最後の歌い終わりの歌詞を間違えていたりする。トラックダウンの時に気がついた。録り直してはいない。それがオレw

音源に関しては、ぎみろじの tobiさんリッピング版に、Audacity でトレブル上げ、増幅したもの。(2022年)

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