普通の12小節のブルースに普通にブルースギターソロを乗せた演奏。
そこに、訳のわからないヴォーカルを被せたもの。
「10代シリーズ三部作(苦笑)」と銘打ったシリーズの第1作。
(「(苦笑)」までを含めてのシリーズ名ですw)
- 10代のあこがれ
- 10代の怒り
- 10代のロック・ソウル
最後の「10代のロック・ソウル」だけ未完。と言うか、頭の中にしかないのw
曲名 | 10代のあこがれ / Teenage Admiration |
作者 | こぢゃ |
録音時期 | 1985年 |
録音機材 | TEAC-144 |
使用楽器 | Gt:heerby ES-335モデル Ba:FERNANDES ジャズベース Dr:YAMAHA RX15 |
詳細・所感
録音機材について言うと、この頃はまだ、自分のMTRを購入していなかった。
大学時代、および卒業後しばらくの間は、友人の TEAC-144 で録音している。
卒業後は実家に戻ったため、友人宅に遠路はるばる出かけていき、大抵は泊りがけで録音していたと記憶。
その辺の話は使用機材についてにも書いている。
ドラム、ベース、ギター1、ギター2、Voは 1~3まで録ったと思うので、おそらく、7パート。
ピンポン時のレベル設定に若干失敗してベースが少し小さいかな。
ベース弾きとしてはもう少し大きくしたかった。
さて、このあと、冗長な説明をしていくけど、まぁ、ここで読むの中断してもよいよw
ブルーズとオレ
ボクはよく自分の音楽的嗜好(指向)について、
みたいに表現している。
で、そこそこプログレな感じの「弾いてみた」動画を上げているけど、メタルはどうかと言うと、これは聴く専門で自分では弾かない。
(練習しているものはあるので、いつかは「弾いてみた」動画にしてみたいとは、思っている)
では、ブルースについてはどうか。
ブルースと言うカテゴリを設けている割には、12小節のブルースギターソロとか、1個も上げてない。
なので、これをお読みの皆さんの中には、
「こいつ、ホントはブルースなんて弾けないんじゃないだろうか?」
と思っていらっしゃる方もおられるやもしれない。
今回の動画で、そんな疑念を払拭する!
(いや、そんなん誰が気にするかっての。Who cares?)
と言うことで、演奏自体は極々、ふつーの12小節のブルースです。
そうです、ボク、結構ブルース弾けるんです。😎
ヴォーカル部分に被せているギターソロは意識的に「のっぺり」した感じで弾いている。そこはソロと言いつつ伴奏だから。
1:56 からが渾身のソロ。ウィスコンシーーーーーンン!ww
まぁ言うて、そこはブルースですから、基本的には「先人が培ったイディオムを踏襲しつつ紡いでいく」もの。
インタビュアー「あなたの曲は昔のブルースの焼き直しですよね?」
チャック・ベリー「天の下に新しきものなど無しさ」
大レジェンドもこう言うておる。そう言うことです。
ところで、この会話、和訳だと柔らかいトーンだけど、実際は、
チャック・ベリー「天の下に新しきものなぞ無しじゃ、コラ!頃すぞ、タココラ!」
みたいな感じで殴りかかってたんじゃないかと思料w
曲の成り立ちと訳のわからないヴォーカルについて
で、まぁこれだけなら「あー、やっぱあんた一応ブルース弾けたのね」で終わるところだけど、問題は情報量の多すぎる、ふつーじゃないキ●ガイなヴォーカルでしょう。
では、そのキ●チガイ(伏字になってないw)なヴォーカルについて、以下、説明。
そう、誰にも求められてはいないけど、全宇宙の生命体にとって、クッソどーでもいー説明をする!!ここはオレの庭じゃ。
もう一度警告しておくけど、このあとの説明、長げぇぞ!w
兄弟パンクス
高校の時の同級生にパンクをやっている男がいた。
そいつの兄貴もパンク。パンクス兄弟もしくは兄弟パンクス、って、まぁどっちでもいいわ。
同級生は、トム・ヴァーレインとジョーイ・ラモーンを足して2で割り、ジャン=ジャック・バーネルのフレイバーをふりかけた感じの人。
一方、兄貴は、アダム・アントのようなルックス。華奢な弟よりもっとガタイが良くて、ミケランジェロのダビデをやや細めにしたような美しい体。何故知ってるかと言うと、家に遊びに行った時に黒いビキニブリーフのパンイチで出てきたからw
確か、兄弟ともにヴァイオリンとピアノを習っていたと記憶。
富裕層パンク!高等遊民パンク!
って、こう書くと流行り物に飛びつく金持ちをディスっているようだけど、違うから。
ニューヨーク・ドールズなどプロトパンクの頃からリアルタイムで聴いていた彼らは、パンク黎明期以前のその時点で既にパンク以外の何物でもない人たちだったのだ。
因みに、同級生のバンドは何回か観ており、ストラングラーズのカヴァーの他、ヴァイオリンを使ったオリジナルのプログレパンクみたいな曲をやってた。
(カッコよかった!)
兄貴のバンドは観たことない。1曲だけ聴かせてもらったのが、演奏自体は普通の12小節のブルースに兄貴のヴォーカルを乗せた奴。
歌詞は、ふざけ倒してはいるものの、その内容、まぎれもなく「真正パンク」!
確か、ギターも兄貴が弾いていて上手かった。ブルースも弾けるパンクス!
いや、ブルースとパンクは親和性高いけどね。
と、ここまで非常に長い前置きだったけど、そのブルース曲のヴォーカルを真似したのが、今回の曲なんですわ。
「いぇ~~~~~~」
「学校面白いですか?奥さん」
「気持ちよかったですか?奥さん」
と言うのはその兄貴のヴォーカルのパクリなのw
要するに「10代の頃、割とU君の兄貴に憧れてたよな、オレ」と言う意味合いのタイトルなのであった。
では、それ以外のキチ●ガイ部分の説明もしておこう。
あぶなぁ~い
これはよくわからない。いくつか原典となる元ネタは頭に浮かぶものの、確信は無し。
言うまでもなく、こんなハイトーンは出ない。
TEAC-144 は録音速度を変えることができ、それで中途半端に女声を模することができた。
原初のボカロ的な?(違
えーー⤴️!?
Y田さんの真似。って「いや、知らんがな」って感じでしょうが、ボクのお友達の真似。
笑っちゃうよな、へっへっへっへ
ボクのブログに度々登場するプログレの師匠が、知り合いだかお友達だかの真似をしていたのを、その人に1ミリも会ったことないボクが真似したもの。
これ、逆バージョンはかなりあった。
例えば、学生時代にボクがよく口ずさんでいた白竜の「夜に吠えろ」と言う曲がある。その曲を1ミリも聴いたことがない師匠が適当に唄って、ボクの腹筋を崩壊せしめる、みたいなことがよくあった。
「忘れるなよ!熱いハートだけはー♪」
白竜とともに怒りたい。(説明割愛w)
夜明けのマイアミはダルくて辛い
霜田誠二さんのコンピレーション・カセットに参加させてもらった時の自分の曲「夜明けのマイアミ」をサンプリング。
サンプリング言うても、この頃はサンプラー持っていなかったので、カセットテレコで流しているのをマイクで録っているだけなのだが。
歌詞の意味は、喫茶マイアミでバイトしてたわけではなくて、ジェームス・ブラッド・ウルマーの初来日チケットのいい席を取るべく、新橋のマイアミで徹夜した時の話をしている。
って、チケット取るのに徹夜ってのが、もはや何の話よ?って感じよねぇw
因みに、そんな苦労してまでチケットを取ったウルマーのライヴ当日、前の列は渡辺香津美と愉快な仲間達のみなさん。
音楽的には基本的にファンクなんだけど、そこはオーネット・コールマン直系のハーモロディクス理論の体現者でもあるウルマー。ときたま「ゴシャゴシャゴシャ」っとフリーフォームになるところが頻出し、その度に香津美さん、ひっくり返って爆笑。
そのあとだったか前だったか、ご自身のラジオ番組で、ゲストの Char さんにウルマーの「ブラック・ロック」を聴かせていた。
Char「何かジミヘンみたいだね」
香津美さん、きっと「チャーは絶対気に入るはず」って、確信してたんだろうなw
めちゃめちゃ話がずれた。閑話休題。
この「夜明けのマイアミ」、完全にオリジナルだけど、一部、マーキームーンの付録ソノシートに収録されていたLOSTと言うプログレバンドの「お前は呪文を唱へる」のパロディになっている。(説明割愛w)
うしろでモゴモゴ言っているコーラスと言うか呪文を唱えている一人は、前述の友人・Y田さん。
いぇいひー↗️
長調のブルースでよく使われるフレーズ、短3度⇒長3度へのスラーから短7度⇒トニックへのスラー。
これを口で唄って、さらに輪唱で天どんにすると面白いのではないか、と当時のボクは考えたのだ。
でも、実際やってみると、そうでもなかったのだw
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