曲名 |
Belle qui tiens ma vie / 私の人生を握る美しい人よ(パヴァーヌ) |
作者 |
Thoinot arbeau (compilation) |
録音時期 | 2024年 |
録音機材 | ZOOM R24 |
使用楽器 | - |
詳細・所感
16世紀以前のフランスの舞踏曲をアカペラで。
発音は不問でよろしくw
最初に知ったのは、ジョン・レンボーン・グループの演奏。
その後、海外ドキュメンタリー番組『メニューヒンが語る“人間と音楽”』 で、この曲を当時の編成で演奏しているのを観て「え、何これ?完全にプログレじゃん」となり、さらにお気に入りの曲となった。
作曲がトワノ・アルボとなっている記述が多いが、正確には「トワノ・アルボがフィールドワークで収集した楽曲を編纂したオルケゾグラフィ(舞踏曲集。歌本かつダンス・ステップの手引書のようなもの)」に収蔵の曲である。
トワノ・アルボはペンネームで、本名はジュアン・タブロ。16世紀フランスの司祭。
ペンネームを使った理由は、収蔵されているのが宗教曲ではなく、歌詞も切々たるド直球のラブソングだったりするので、司祭としての本名は出せなかったのではないかと思料。
Google先生によるとこんな歌詞。
〽 我が命を支ふる麗しき人
きみの瞳に囚はる
誰ぞ我が魂を喜ばす乎
優しき笑顔に、とく来て我を助けたまへ
さもあらざらば我は死ぬべし〽 我が思ふ人よ、我が傍へ来たまへ
我が心はきみのものなれば
我が痛みを和らぐるために接吻したまへ
これは司祭としての本名は使えまいw
この曲は邦題が、「君がまなざし(パヴァーヌ)」となっている場合と、直訳で「私の人生を握る美しい女よ」とか「私の命を支えてくれる美しい人」などの場合がある。
この動画では、それらの折衷にした。
実際は5コーラスくらいあるが、そこまで長く歌うつもりは無かったので抜粋で2コーラス。
構成としては、四声の譜面をどこかで見つけて、それを TTBB(テノール・テノール・バス・バス)にアレンジしている。元はSATB(ソプラノ、アルト、テノール、バス)だった。
四声それぞれユニゾンで重ねているので、都合8トラック。
出だしはまずまずだが、後半はやはり崩壊しているなぁ。
MTR側で厚めのリヴァーブをかけてトラックダウン。出来たWAVEファイルにも更に PC側で、Audacity でリヴァーブをかけて増幅した。出来たWAVEファイルを Audacity で増幅した。
⇒聴き較べてみると、PC側のリヴァーブをかけない方が、崩壊度が目立つけれども音の粒立ちが綺麗なので増幅のみにした。
因みに、使用楽器としては記載していないが、メトロノームとガイド・ヴォーカルとして Caustic 3 を使っている。
って、ハモるのにガイド・ヴォーカルを使うようになるとは…我ながら情けない。
それでもなお崩壊を如何ともする能わざりき。©柳田国男
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