#深夜の2時間DTM
— こぢゃ@TOEICと宅録𝕏 (@pojama_toeic) 2023年8月12日
お題「熱帯夜をイメージした曲」
裏お題「初めての丸サ進行/ワウクラビで甘くソウルフルに」
ソウル,ワウ不参加リベンジ
ネットリ暑苦しいオルガンソロ以外は無作曲😇
しかし…丸サ進行、気持ちいいすね!
("Just the Two of Us","幸せであるように"寄りだけど)
時間が溶けるわ 🫠 pic.twitter.com/Y1rdG2GAxw
曲名 |
未定 |
作者 | こぢゃ |
録音時期 | 2023年08月12日 |
録音機材 | PC |
使用楽器 | Caustic 3 (Windows) |
詳細・所感
Twitter上の企画「深夜の2時間DTM」11回目の参加曲。
今回の裏お題「初めての丸サ進行/ワウクラビで甘くソウルフルに」。
初参加時期の狭間的タイミングで「ソウル」「ワウを使った曲」と言う2つの面白そうな お題への参加を逃し、悔しい思いをした。
今回は、それのリベンジ。
それプラス、「みんな大好き!万能リピート型」の「丸サ進行」(「Just the Two of Us進行」とも)と呼ばれるコード進行を初めて使ってみた。
以下は、そのコード進行を使用している曲のリスト。
- Just the Two of Us - Grover Washington Jr.
- 丸ノ内サディスティック - 椎名林檎
- 夜に駆ける - YOASOBI
- 愛を伝えたいだとか - あいみょん
- うっせぇわ - Ado
- その他、沢山…
言うまでもないが、ボクは「Just the Two of Us進行」世代。
今回、この曲を作ったのは、FLYING KIDS の「幸せであるように」のギターソロをコピーしたいなと思ってオケを作っている時に「この曲も丸サ進行だ」と気がついて、深掘りしていったのがきっかけ。
今回投稿した曲のコード進行はこうなっている。
| Cmaj7 B7 | Em7 Dm7 G7 |
“Just the Two of Us” を半音下げただけだ。なので作曲はしてないww
この比較的単純そうに見えるコード進行の中には途轍もない叡智がエンベッディッド。
それはもう英知出版の如きセンシュアルな叡智がエンベッディッド。(意味不明)
キーは G(Em)。IV(サブドミナント)の C からスタート。出だしからして既にもうね。
1小節目の終わりでは、Em のドミナントである B7 が出てきて2小節目の頭に Em に戻るので、この段階では、
「ああ、サブドミナント始まりだけど、実はキーは G(Em)だったのね」
と思わせておいて…。
その次のコードは Dm。G のドミナントであれば、ここは D か D7 が来るべきところをマイナーにする。これは自分もよくつかう技ではある。
だが、この曲は、そこに留まらず、2小節目全体を俯瞰すると「キーが C(Am)の流れ」になっている。
2小節目の終りに主音である G に戻るも、トニック(I)であるにも関わらず、7th になっている。
つまり、
「ボク、ドミナントです。だから 7th 付けてます。さぁ、このあとトニックである C に戻りますよー。我々のご主人様です」
と言っているわけなのだが、その戻った先は主音ではなくて、実は下属音。
隷属している振りして、実はこいつがご主人様なのだ。
この「どこが主音で下属音で属音なのか」よくわからないように構築されていることで、以下の魔術を生んでいる。
0:32~0:39まで、オルガンソロは以下の音を使っている。
D4からG4までの間の半音を全て使っている。
この短い、1小節強の間に、だ。
でも、どの音をどの場所でも使っていいわけではない。使うタイミングは決まっている。
「音1つ、置き場所がずれたら、それは台無しになってしまう」
そのレベルとは較ぶべくもないが、それでもなお、クロマティックな音の連なりが生み出す官能たるや如何ともする能わざりき。
ま、要するに
これ、めちゃめちゃ気持ちいいんですけど!!
と言うこと。
以下、使用音源やエフェクト。
(各音源に2系統エフェクトを追加可能。それとは別にミキサーにもディレイとリヴァーヴが付いている)
- FMSynth(EPIANO BRIGHT)
エレピ。ミキサーのディレイ、リヴァーブ無しはたぶん間違えた。
エフェクト1:無し
エフェクト2:Reverb
ミキサー:ディレイ、リヴァーブともに無し。 - PCMSynth(BASS ZAP)
ベース。
エフェクト1:無し
エフェクト2:Reverb
ミキサー:ディレイ無し、リヴァーブ弱め。 - BeatBox(606)
ドラム。TR-606 を模した音。イントロ部分は VINYL SIMULATOR で Lo-Fi風に。
エフェクト1:Vinyl Simulator
エフェクト2:Reverb
ミキサー:ディレイ無し、リヴァーブ弱め。 - SubSynth(SETI SYNTH)
ワウクラビ(ワウをかけたクラヴィネット)。元の音はそうでもないが、オートワウをかけてクォンタイズを思い切り細かくして打ち込んだら、かなりそれっぽくなった。これは今後も使えそうな技。
エフェクト1:Auto Wah
エフェクト2:Reverb
ミキサー:ディレイ無し、リヴァーブ弱め。左パン。 - ORGAN(BLUES LEAD)
オルガン右手ソロ。
エフェクト1:Flanger
エフェクト2:Reverb
ミキサー:ディレイ無し、リヴァーブ弱め。 - ORGAN(BOOKER T)
オルガン左手白玉。
エフェクト1:Flanger
エフェクト2:Reverb
ミキサー:ディレイ無し、リヴァーブ弱め。右パン。
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