原曲は北島三郎の『函館の女』(はこだてのひと)。
と言いつつも、もはや半分オリジナルのようなものか。
half original / half cover。
“Half Asleep / Half Awake” 的な?
わかりますねw
自分の作品の中では、聴かせた人から概ね好意的なリアクションが得られた曲であり、かつ、作者であるボク自身もかなり気に入っている曲でもある。*1
曲名 | だきょーなき音楽(プログレ) |
作者 | 星野哲郎 / こぢゃ |
録音時期 | 1986年 |
録音機材 | Fostex X-18 |
使用楽器 | Gt:heerby ES-335モデル Ba:FERNANDES ジャズベース Dr:YAMAHA RX15 Kb:KORG POLY800II |
詳細・所感
「音楽」と書いて「プログレ」と読ませる傲岸不遜。
そして、演歌とカンタベリーの融合。
でも、この曲を作った時点でハットフィールドもナショナル・ヘルスも(名前くらいしか)知らなかったボクです。
でも、ヘンリー・カウだけは聴いてた。
と言うことで、1:33 のハンドクラップは、“Bittern Storm over Ulm” の 1:26。
わかりますねw
構成は、ギター×2、ベース、キーボード×2、ドラム。
4TRしかないので、キーボード(オルガンとmoogっぽいモノシンセ)、及びギターは 2トラックを 1トラックにピンポンしている。そのため、ギターソロの間、モノシンセの音はオルガンに音負けして殆ど聴こえない。
そこ以外は、まぁまぁいいバランスになっていると思う。
ギターは、カンタベリー知っている人からすれば、かなり「フィル・ミラーのエピゴーネン」的なプレイだけど、前述のとおり、ボクはこの曲を作った時点では、フィル・ミラーは知らなかった。自ずと、こうなってしまった。
「日本のフィル・ミラー」と呼んでくれたまえw *2
まぁ、それにしても特筆すべきは、『函館の女』のメロディーの強さだ。
ドラムと、主旋律のヴォーカルパートをなぞるギター以外は、「できなかったよー」のところまで完全にフリーインプロ、つまりデタラメを弾いている。
当初の目論みでは、プログレ部分との対比がハッキリ出るように、もっとグシャグシャのドシャメシャになる想定だった。
にも関わらず、あのメロディーに引っ張られて「長調のイメージ」に収斂している。
聴き易さを損なっていない。
結果として、それがうまく作用して、自然な連なりが生まれたのが却って良かったと思う。
そして、エンディングは、プログレ仲間ではない知り合いから「キ〇ガイですね」と激賞されましたw
★ブログランキング参加中です!★