曲名 | いつもの星空 / Usual Starry Sky |
作者 | こぢゃ |
録音時期 | 1989年 |
録音機材 | Fostex X-18 |
使用楽器 | Kb:KORG POLY800II Other:AKAI S612 |
詳細・所感
展開の少ない、のっぺりした感じの曲。
元々、あまり自作曲を人に(バンド仲間、音楽仲間以外に)聴かせることはなかったけど、稀に人に聴かせる場合も、どちらかと言えば「ごちゃごちゃ五月蠅いプログレバンド」的な曲の方を聴かせる傾向があり、この手の曲は死蔵されるパターンが多かったような気がする。
よもや数10年の時を経て、こうして人目に晒す日が来ようとはw
POLY800II のパン・フルートとストリングス系のゆったりした音に併走する高音のパッドはサンプリング。(後述)
特に目的もなく、何となくサンプリングしたら予想以上に美しいパッドができたので、そこから楽想が膨らんだ感じ。
もとのトラックダウンマスターだと、最初の繰り返しは3回。
展開の仕掛けが少ないから、やや冗長感がある。
2回繰り返しで Bメロに行ってサクッと終わらせた方がよかった。
と言うことで、今回、動画にするに当たり、リフレインを頭の 1回分削除して、ちょっとだけスリム化した。
録音年に関する重要な新事実?
自分の記憶では、サンプリング・ソースは、ハイ・ファイ・セットの『星化粧ハレー』(1986年)だと思っていた。
で、作っている時に念頭にあったのは、リチャード・バーマー『Across The View』。
1988年、J-WAVEが開局(本放送開始)して最初に流れた曲であり、今も放送終了時には、この曲が流れているはず。「J-WAVEの心」とでも言うべき曲だ。
リチャード・バーマーはアルバムも買って、ヘビロテしていた。
喜多郎のことを、よくディスる割に、こっちを褒めるのは人道にもとる(んな大げさなw)と言えるが、『Across The View』には抗い難い美しさがある。
まぁ、でもアルバム中、この1曲だけだな、白眉だと思うのは。
…ん?何かがおかしい…。
- 1986 サンプリング・ソースである『星化粧ハレー』がスマッシュヒット
- 1987 この曲を制作
- 1988 念頭にあった『Across The View』がJ-WAVEから「初めて」流れた
時系列が合ってねぇw
落としどころを無理やりw
そう言えば、サンプリング・ソースは『Across The View』だったかも、みたいな記憶もあった。
うーん、今聴くと、このサンプリングは『Across The View』だよな、たぶん。😂
もう正確な物理上のデータはトラッキングしようもないし、ソースに何を使っていたかも確認できないので、2022年の今日、当時の時系列が下記のとおりであったことを高らかに宣言する!
- 1988 新規開局したFM、J-WAVEから流れてきた『Across The View』に心酔
- 1989 リチャード・バーマーのCD国内発売。即購入
- 1989 この曲を制作。
サンプリング・ソースは、リチャード・バーマー『Across The View』です。
ん?ハイ・ファイ・セット?何それ、美味しいの?
ギャハハハ、時空を超えた修正が入りましたわw
以前も書いたが、ボクは、自分が作ったモノについて、ちゃんとした管理簿を付けておらず(今の自分からすると考えられない!)、アラカンの今になってそれをまとめている状態である。
録音年はメモ書きだったり、人に送ったカセットのラベルの下書きだったり、等々から採っていて、それも、モノによっては 1~2年くらい開きがあったりするので、この事実が発覚したとて「へぇ~」ってなもんではあるけどねw
(who cares?)
とまれ、この曲については「頭を使わず手なりで弾いた」割には、結構いい感じに仕上がった、と言うのが個人的な印象。
あと ひとひねり展開を持たせて、生楽器系の音とか入れればもっと良かったかな、と思うけど、それってもうあまりにも『Across The View』過ぎるよねw
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